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EVO2016年直前!Mortal Kombat XL観戦ガイド

『Mortal Kombat X(XL)とは』2015年4月15日に発売されたモータルコンバットシリーズ最新作であり、2016年3月1日、そのアップデート版として、キャラクターの追加、システムの変更、海外とすら対戦が成立する強力なネットコードを携えて、最新作『Mortal Kombat XL』が

リリースされている。 (X所持の人もアップデートで対応可能)

『Mortal Kombat XL』のテクニック/システム紹介

基本動作

このゲームは攻撃ボタンFP,BP,FK,BKという4つの攻撃ボタンと、

ガードボタン(BL/ブロックと表記)、投げボタン,各ステージの背景にある物を使って攻撃したりするインタラクトボタン、足の前後を入れ替えるフリップスタンスボタンの計8つのボタンを使う。

FP:弱パンチ、BP:強パンチ、FK:弱キック、BK:強キックと覚えてもらえば分かりやすいと思う。

そしてこのゲームはボタンガード形式。めくりによる見えない択は無い代わりに中下による択が強くなっている。

同時押しコマンド早見表

(ボタンは8つ使うと書いているが、

実際には4つの攻撃ボタンとブロック以外は同時押しで出せる。)

判定

このゲームは5種類の判定があり、上段判定のHigh、しゃがみガードに当てられるMid、下段判定のlow、他の格ゲーにおける中段技のOverhead、文字通りガード不能のUnblockableの5種類の判定が存在する。

しゃがみパンチ(2FP)の攻防

このゲームのしゃがみ技は特殊で、しゃがみ技ヒットからキャンセルさせても基本的に何も繋がらない(空中喰らいは例外)。

他の格闘ゲームで言うしゃがみキャンセル~みたいなコンボは基本的に存在しない。

では、何に使うのかと言うと、このゲームにはしゃがみ喰らいという状態が無い為、ミドル判定で発生が早く、当てれば立ちガードを強制した上でフレーム的に有利を取れる為、当てて切り返して択を迫ったり仕切りなおしに使うというのがこのゲームの基本行動。 ただし、ガードされると基本的にどのキャラも不利フレームを背負うので、しゃがパンガードを読むといった行動も重要。

例えば、スコーピオンの2FPをフレーム表で見ると、

発生6、不利-7、ヒットで+11といった情報が見て取れる。

しゃがパンを当てると、11フレーム有利が取れる。

この時相手は11フレームの間防御以外の行動が取れなくなるので…

立ち技を強制ガードさせたり、キャラによっては中下択を迫ったりする事が出来る。ちなみにこのゲームは通常技をガードしても削られる為、ガードさせて有利を取れる技での固めはかなり強い。

スタミナシステム 本作では、ラン、バクステと言った立ち回りで重要な行動はスタミナを消費して行う。 ランはステップより硬直が少なく、素早く間合いを詰められる。コンボパーツとしても使用。 ステップは移動距離も少なく、硬直もあるが、スタミナを使わない。 バックステップは無敵があり、仕切り直しのパーツではあるが、スタミナを1ゲージ消費する。 また、後述のブレイカーもスタミナを使用する。

スタミナゲージは2本あり、消費しても時間と共に回復する。

ステージインタラクト

このゲームは、背景の一部をスタミナを1ゲージ消費する事によって

攻撃したり、踏み台にして間合いを詰めたり出来る。

EXゲージを使う事によってアーマーを付ける事も可能なので、ここぞという時の切り返しに。ただし、一試合にインタラクト出来る回数は基本的に1回のみの物が多いので、使い所が肝心。

インタラクト出来る背景は、近づくと白く光る。ここでインタラクトすると…

背景を踏み台にしてハイジャンプ!上手く使えば間合いを詰めたり出来る。

インタラクトには攻撃出来る物もあり、上手く使えば切り返しの弱いキャラクターでも切り返し可能。また、ガードされた時の状況は使った物によって異なる。

ランキャンセル 一部のキャラクターは、スタミナを消費してランで必殺技をキャンセルする事により、コンボを繋げたり、フェイントに使ったりと択の幅を広げたりする事が出来る。キャラによってはガードさせて有利を取れる為、ランキャンで固めを継続したりも出来る。

スタミナフルから出来るランキャンの回数は最大2回、コンボへ組み込めるのは1回まで(ジョニー・ケイジのみ例外)。 ストリートファイター4シリーズのセビキャンが近い。

例えば、エロン・ブラック(Marksman)のこの技(26FP)、これをキャンセルする事によって…

コンボを伸ばす事が出来る(補正はかかるので注意)。

基本的にランキャンをコンボに組み込めるのは1回のみだが、ジョニー・ケイジ(A-List)のみ特殊で、ランキャンを2回組み込む事が可能。

Breaker 本作はコンボを喰らっている時でもゲージ2本とスタミナを消費する事によってコンボを途中で中断する事が可能というシステム。相手の攻撃をガード中にも可能。本作は4割~5割減るコンボが『普通に』あるのでそういう意味でもこのシステムは重要。

ただし、弾判定の技と投げはブレイカー出来ない。

ブレイカー発動すると相手のスタミナも無くなるので、 スタミナが立ち回りの重要なパーツである今作において重要なシステムである。

バリエーション 本作は、キャラクターとは別に、『バリエーション』という要素がある。 バリエーションではキャラの見た目、技、性能などが変わる為、 バリエーションごとの対策が必要となって来る他、 このキャラにはこのバリエーションといった使い方も可能となる。

プレデターもこの通り、別の種類になっている。

『Mortal Kombat X(XL)』

注目キャラクター/使用プレイヤー

エイリアン 言わずと知れた映画『エイリアン』からのゲストキャラクター。 酸を使用したシューティング、削り能力の高いAcidec、 剣を使用した近接で強力な択を押し付けるTarkatanの2バリエーションがぶっ○れた性能でこれまでの大会で上位になっているが、 ここ最近はこのキャラクターを倒すキャラも現れているので、 そういう意味でも目が離せない。 使用プレイヤー:Sonicfox(Acidec)、Dragon(Tarkatan)

ガードされても反撃を受けにくく、かつOverhead判定のTail Flip(46BK)を軸とした接近戦がこのキャラの基本。

Acidicバリエーションは発生が早く、スリップダメージを与え続ける各種酸攻撃が強力!

海外プロ勢をも苦しめるTarkatanバリエーションのTarkatan Rushの連携!

中下択に派生する上に見切る事が困難。

ミリーナ 口が裂けてる系女子。

何故キタナにバラカの遺伝子を混ぜたんだシャオカーン。 遠距離では奇襲ワープをちらつかせつつシューティング、 中~近距離でも高い牽制力と荒らし能力を併せ持ち、 火力も水準以上あるオールラウンダー。 荒らしキャラと見せかけて実はゾーニングが強力。

Piercingバリエーションが現在一番強いが、他のバリエーションも十分強い。

使用プレイヤー:Foxy Grandpa

中距離での牽制に4FP,BP。発生が早く、不利も少ない上にコンボ始動技としても優秀。

ミリーナといえばこれ。Ball Roll/EX版はFlip'n'Roll(42BK)。どちらもヒットすればコンボに繋げられ、EX版はOverhead判定。ガードされると色々確定するが、それでも強い技。

ソーニャ・ブレイド モータルコンバット初代からいる常連キャラクター。 拘束力が高く、一度出ると爆発するまで消えないグレネードを使用した Demolitionというバリエーションがソーニャ本体の択の強さとあいまって強力。 使用プレイヤー:Scar

拘束力の長く、出してしまえば相手の動きを制限出来るStan Grenade(26FP)を使った連携がク○連携…じゃなくて強力。

ただし、グレネードは3発までしか持てないので、合間合間に補給

(Drone Drop/22FP)する必要がある。

タケダ 本作から参戦、ケンシの息子でスコーピオンの弟子。高橋武田(フルネーム)。 オールラウンドタイプのRonin、リーチが長く、

クナイを使った択攻めの強いワープ持ちShirai Ryu、

そのどちらもが大会上位にいるという高性能キャラクター。 使用プレイヤー:Hayatei(Ronin)、Raptor(Shirai Ryu)

Roninはリーチが長いブレード攻撃や、剣設置/回収(Blade Drop,Blade Kall/共に24FP)を使った連携が強力。ただし、Blade Dropをしている時はブレード技が出来なくなる。

Shirai RyuのTri Kunai(24FP+BL)は出した後ディレイがかけられるのが特徴。

ガードさせても32フレーム有利、下段判定とかなり優秀。

エロン・ブラック 本作から参戦のガンマン。 これまではOutlawが有名だったが、本記事で取り上げるのはGunslinger。発生の速いコマ投げを持ち、

近接も遠距離もこなせるバランス型。 使用プレイヤー:Sonicfox

下がりながら2発の弾丸を撃つSpin Shot(24FPで構えてBK)発生はやや遅いが、相手のアーマーを潰す事も出来る牽制技。

Money Shot。Overhead判定、出した後、弾の落ちる起動を変えられるので、遠距離の牽制に。当てた後17フレーム有利が取れるので補正切り等にも使用可能。

他にも最近はジョニー・ケイジやアーマックといったキャラが注目株。

『Mortal Kombat XL』いかがでしたでしょうか? 残虐表現やゲストキャラばっかり取り沙汰されていて、 肝心のゲーム性はどうなんだ?って人も多数いると思いますが、 凄く堅実に作られていて残虐表現抜きに本当にいいゲームだと思います。

この記事や大会を観て、少しでも興味が湧いたら本作を手に取って観て下さい。

どうせオンライン人いねぇだろ?いえ、違います。 本作はアメリカのプレイヤーとでも対戦が成立するゲームです。 日本人プレイヤーも勿論いますが、海外勢とも戦える、 そんな贅沢なゲームなんです。

勿論、オフラインでもストーリーモードや フレームリストを搭載したトレーニングモード Fatality練習モード等オフ専目的でも充実しています。 この記事を観て、少しでも観戦の助けになれば、 ついでにプレイヤーが増えてくれると幸いです。

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